また一人バレエ仲間が日本へ帰国することになりました。
私のお教室に通う生徒さんは現在日本人が100%を占めておりますが、駐在のためご家族でいらしている主婦の方やお子さまたち、こちらの大学、専門学校などに通う学生の方、ワーキングホリデーの方、そして私のように永住している方とだいたいこの四つに分かれており、シチュエーション的に皆さん期間限定またはいつかは日本へ帰国するかもしれないということを隣り合わせにしている人がほとんどなわけで、必然的に入れ替わりが多い環境になっています。そんなわけで、今回に限らずこれまで何人もの仲間を見送ってきたわけですが、その度に寂しい想いを何度も味わってきました。
そして今回日本へ帰国することになったMちゃんは、ワーキングホリデービザを取得して渡豪。一年間という限られた貴重な時間をフルに利用し、ホームステイをしながら語学学校へ通学、シドニーでバレエにも初挑戦、彼女なりに、彼女らしく、シドニーライフをエンジョイしてきたようです。
そんなMちゃん、実は社交ダンスを日本で習っていたという経験の持ち主。そんな彼女がなせバレエを?と不思議に思っていると。社交ダンス教室に入会してくる生徒さんの覚えがとても早かったり、美しい姿で踊る生徒さんに限ってバレエ経験者ということが多く、その印象が強かったことと影響を受けて、今回バレエを始めたのだと教えてくれました。う~ん、なるほど、やはりクラシックバレエはどんなダンスの基本にもなるのですね。
そして先日レッスンに行ったときのことでした。
Tamakoさ~ん、これお手紙書いてきたんです!!!とMちゃんからお手紙を手渡されました。Mちゃんとは週2回通うレッスンのレギュラーにしている曜日が一緒で、同じ日にレッスンを受けることがとても多く、レッスンの後に何度か一緒にお茶をさせていただいたこともあったのですが、まさかお手紙を手渡されるとは夢にも思っていなかったので、本当に嬉しかったのです。そして家に帰ってわくわくしながら手紙を読んで私ははっとさせられました。
Mちゃんに写った私。私という人間がどんな人間だったのかをMちゃんが書いてくれたお手紙から再発見して驚き、再確認してそうなのかなぁ、と見直すことができました。それがとっても嬉しくて、私は本来の自分の姿をすっかり忘れていたような気がします。
自分の気持ちとは裏腹に年齢をどんどん重ねて行き、気づけば大人として世間では言われている年齢になっていて、その割には自分の幼稚さに時々呆れて、自己嫌悪に陥って、凹むという日々も少なくありません。それは歳を重ねれば重ねるほどその度合いが増しているように思うのです。そんな風に自分で自分のことばかりを責めてばかりいる時に、Mちゃんからお手紙をいただいたのです。
今月の30日が彼女の帰国日であり、レッスンの最終日でもあります。「帰国する日にレッスンに出るの?」と私が驚いていると、「はいぃぃ~(^^)夜便ですのでぇぇ~、だからその日にTamakoさんに会えますぅ~」とおっとりとそして楽しそうに話していたMちゃん。
Mちゃんと出逢ってからが本当にわずかな時間で、これからもっともっと彼女のことを知りたいなと思っていた矢先にお別れになってしまいましたが、実はこれがお別れではないんですよね。
これまでも何度も出逢っては別れ、出逢っては別れ、一期一会も繰り返してきましたが。お別れしてからもずっとずっとKeep in touchして行きたいという出逢い、日本へ帰ってからも必ずもう一度お会いしたい、そんな風に思える人に出逢えたという幸運、こんな素晴らしい出逢いを与えくれたバレエにここでも感謝せずにはいられません。
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